サン・クロレラの創業者
ー中山秀雄の歩んだ道
サン・クロレラグループの創業者、中山秀雄は1915年 (大正4年)、
日本列島の最北端にある礼文島に生まれました。

創業者 中山秀雄
1974年 サンクロレラ本社第1ビル竣工式典

第2次大戦後、京都で興した事業が成功したものの、長期に及んだ軍隊生活の無理がたたってか、様々な病魔に襲われました。事業を整理して治療に専念するのですが、その過程で運命的なクロレラとの出会いがありました。やがて努力の甲斐あって、病は奇跡的に回復します。そして、自らの療養体験を通してクロレラという生物にとことん惚れ込んだ中山は、その喜びと驚きを一人でも多くの人に知っていただくのが自分の天命であると信じ、クロレラの研究と普及に余生を捧げる決心をしました。
1990年 創立20周年記念総会

1969 年 (昭和44年)、中山が54歳のとき、夫婦二人でクロレラ販売の代理店「平安クロレラ・ジェフシー株式会社」を京都市に設立。当初は店頭での小売から始めたのですが、その後「もっと多くの人にクロレラを知ってもらうこと」、「お客様に信頼と安心をお届けすること」、「正しい情報を直接お伝えすること」を熟慮した結果、通信販売による直販体制に切り換えました。
1998年 ジャカルタ国際会議

あくなき探究心に燃える中山は、自信を持って世に送り出したクロレラが好評をもって世間に迎えられたことに慢心せず、「つねに本物の最良品質」を求めて研究を重ねていきます。それはやがて、独自に開発したクロレラ細胞壁の破砕方法が日本や米国で特許として認められたことでも明らかにされます。
1999年 サン・クロレラ新社屋地鎮祭

一方、「健康を願う気持ちに国境はない」と考え、海外での普及にも着手。先見性のある中山の行動は、今やグループの年間売上げ約200億円、全国に45ヵ所の営業拠点、海外15ヵ国に19拠点 (2004年9月現在) を置く規模に発展しました。中山の創業時の精神と倫理観は、京都でも有数の企業に成長した現在も、グループ各社に脈々と受け継がれています。