
太陽と水が育んだプラントベースド・ホールフード「クロレラ」のパワー

先カンブリア紀のクロレラ様化石
クロレラは、20数億年前の先カンブリア紀から生息している真核生物の仲間で、有性生殖は行わず、1つの細胞が20~24時間に4分裂する増殖力旺盛な生物です。 最新のクロレラ遺伝子解析により、クラミドモナスと分岐しクロレラとして誕生したのが5億4000万年前であることが分かりました。
1000分の3~8ミリという小さな植物であるため、人間によって発見されたのはわずか100余年まえの19世紀末のことです。その際、chlor (緑色をした) ella (小さなもの)であったことから、「chlorella:クロレラ」と名付けられました。
旺盛な増殖能力と細胞をとりまく強靭な細胞壁に守られて、地球上のあらゆる天変地異にも耐え、人類史の遥か昔から生息してきました。今、地上にある酸素は、クロレラをはじめとする旺盛な光合成能力をもった藻類が、太陽光と水と炭酸ガスから生み出したものです。また、同時に、後の時代に登場する多くの細胞生物が生息するための基礎となる様々な栄養分も生み出しました。
クロレラは、プラントベース(植物性)のホールフードで、9種類の必須アミノ酸全てをはじめ、各種ビタミン、ミネラルをバランス良く豊富に含んでいます。
現在、屋外清浄管理培養されている食用クロレラは、同属の10種のうちでも特に増殖能力に富み、栄養価が優れたピレノイドサ、ブルガリス、エリプソイディア、ミニアータの4種類です。日本では、敗戦後の食糧難を救う「夢の食品」として研究され、その後の研究によって今では健康食品として多くの人に利用されています。
C.G.F.―クロレラにしか存在しない貴重な成分
さらにクロレラで注目すべきことは、C.G.F.(クロレラ・グロス・ファクター:動物体成長促進因子) というクロレラにしか存在しない貴重な独自成分を含んでいることです。C.G.F.とは、核酸、アミノ酸の複合体で、生体内の細胞に関与して健康を保持するものと、専門家から多くの研究・成果が報告されています。なかでも核酸は、クロレラの成長過程で新しいクロレラ細胞をつくり、細胞の分裂、生長、生産のすべてをコントロールしています。 このC.G.F.は、クロレラに含まれる物質の中で、最も価値ある成分と言えます。
C.G.F.(クロレラ・グロス・ファクター:動物体成長促進因子)
核酸 | アミノ酸 |
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