クロレラはアミノ酸の宝庫(1) ― 生命の維持に不可欠な栄養素 ―
話題のアミノ酸とは
サプリメントや色々な食品、飲み物に入っているアミノ酸。
体力アップやダイエット、美容などの分野でとても注目されているので、知っている方も多いのでは?
アミノ酸は、その機能がとても優秀なので、今でもさまざまな研究が行われています。
アミノ酸って、何だろう?
人間の体は、8割が水とたんぱく質でできています。
アミノ酸はこのたんぱく質を作っているもので、20の種類があるといわれています。この20個の組み合わせて、みんなの脳や内臓、筋肉、脳に刺激を伝える神経伝達物質と呼ばれるものまで、色々な形に変化。しかし、アミノ酸は人間の身体の中で作れるものと、食べ物や飲み物を通してしか身体にとり入れられないものとがあるのです。
この身体の中で作れないアミノ酸は「必須アミノ酸」と呼ばれ20種類のアミノ酸のうち9種類を占めます。アミノ酸は、お肉や魚、卵などのたんぱく質に含まれていますが、それぞれの食べ物によって含まれている種類や量はさまざま。
アミノ酸が足りなくなると…
身体を健康に保つためには、9種類の必須アミノ酸を全てバランスよく取る必要があります。アミノ酸などの栄養素はいちばん低い数値に合わせて働くため、何かひとつでも欠けたら働きは半減してしまうので注意が必要。普段バランスの取れた食事をしていればあまり不足することはありませんが、もし「毎日の食事が偏っているな…」と感じているようなら、アミノ酸の効果的なとり方を見直してみるといいかもしれません。
アミノ酸組成にすぐれたクロレラ
たんぱく質やアミノ酸は、肉や魚に含まれていると言いましたが、実はクロレラにも含まれています。食の欧米化により、今では日本人も動物性たんぱく質を摂ることが多いのですが植物性のたんぱく質を摂ることも大切。クロレラにはたんぱく質が約60%も含まれており、植物性たんぱく質には珍しく必須アミノ酸はもちろん、非必須アミノ酸や各種ビタミン、ミネラルもたっぷり含んでいます。
また、たんぱく質の品質を評価するアミノ酸組成も優秀。
9種類の必須アミノ酸をバランスよくとることが可能です。さらに、非必須アミノ酸もたっぷり含まれているので、アミノ酸をしっかりと補うことができるのです。
アミノ酸 | クロレラ100g中 | クロレラ30粒中 | |
---|---|---|---|
必須アミノ酸 | イソロイシン | 2.03g | 0.12g |
ロイシン | 4.48g | 0.27g | |
リジン | 3.14g | 0.19g | |
メチオニン | 1.24g | 0.07g | |
フェニルアラニン | 2.58g | 0.15g | |
スレオニン | 2.49g | 0.15g | |
トリプトファン | 1.09g | 0.07g | |
バリン | 3.09g | 0.19g | |
ヒスチジン | 1.04g | 0.06g | |
非必須アミノ酸 | シスチン | 0.65g | 0.04g |
チロシン | 1.94g | 0.12g | |
アルギニン | 3.26g | 0.20g | |
アラニン | 4.17g | 0.25g | |
アスパラギン酸 | 4.71g | 0.28g | |
グルタミン酸 | 6.03g | 0.36g | |
グリシン | 2.99g | 0.18g | |
プロリン | 2.56g | 0.15g | |
セリン | 2.12g | 0.13g |
まとめ
その1:人の身体の8割は水とたんぱく質でできている
その2:たんぱく質を構成するアミノ酸は、必須アミノ酸と非必須アミノ酸
その3:クロレラなら不足しがちな植物性たんぱく質がバランスよく摂れる