クロレラの最も価値のある成分C.G.F. ― クロレラに含まれた貴重な成分 ―

クロレラに含まれる貴重な成分って??

クロレラにしか存在しない成分「C.G.F.」

今回はクロレラだけに含まれる貴重な成分について。クロレラはとても速いスピードで分裂して増えることを説明しましたね。ある時期の植物、そして植物のある特定部位には、生物としての分化・増殖(生理現象)を促す活性物質が含まれることは古くから知られています。クロレラも植物の一種なので、もちろんその物質(動物体成長促進因子といいます)が細胞の中に含まれており「C.G.F. (Chlorella Growth Factor:クロレラ・グロス・ファクター)」と呼ばれています。人間や他の動物・植物は普通、細胞を2分裂しながら成長していきますが、クロレラは20-24時間で4分裂します。これは他の生き物と比べると、驚異的なスピードです。このクロレラの繁殖力に深く関与しているのがC.G.F.です。C.G.F.はクロレラにしか存在していない希少な物質として、現在その構造や成分に関する研究が進められていますが、まだまだ分かっていないことも多いといいます。

もちろん、研究の中で分かってきたことも数多くあり、例えば、C.G.F.はサルファー(硫黄)を含む核酸やアミノ酸などからなる複合体であること、その核酸の糖部分はグルコースを主体として、マンノース、ラムノース、アラビノース、ガラクトース、キシロースなどから形成されていること、またペプチドのアミノ酸組成はグルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、セリン、グリシン、プロリンなどであることが分かっています。こうした各種の成分が一緒になって、大きな力を生みだしていると考えられているのです。

クロレラの種類によって異なるC.G.F.含有量

太陽エネルギーを十分に受けた屋外培養

クロレラには、たくさんの種類が存在します。そのため一言でクロレラといってもその成分が異なっていることが多いのです。特にC.G.F.などの含まれる量は、種類や培養方法によって大違い。特に含有量の多いのは、ピレノイドサ種と呼ばれるもの。さらに、培養方法では、屋外培養で太陽の光を十分に浴びたものは、タンクの中で人工の光を当て培養されたものよりC.G.F.の含有量が多いといわれています。

タンクで育てると温度や養分が管理しやすく、汚れも少ないので簡単に作れます。しかし、屋外で育ったものと比べると成分も違ってきてしまう、というのは当然のこと。これは、ビニールハウスなどで育った野菜と、屋外で育った旬の野菜では味や栄養の面で違いが出るのと一緒ですね。

スピルリナとの違い

クロレラとよく似た植物にスピルリナというものがあります。このスピルリナも、健康食品として販売されている人気者ですが、スピルリナにはクロレラの独自成分であるC.G.F.は含まれていません。また、植物としての分類でも、クロレラは緑藻類、スピルリナは藍藻類と呼ばれる仲間に分類されます。また、顕微鏡で見ると、クロレラは一つの細胞でできた丸い形、スピルリナはらせん状の形をしています。

まとめ

その1:クロレラにはその生命力に深くかかわる独自の成分 クロレラ・グロス・ファクターが含まれている
その2:クロレラにはたくさんの種類があって、その種類や培養法で成分や栄養が違う
その3:スピルリナとクロレラは、似ているけれども違う種類の生き物

もっと知ろう!クロレラの秘密

健康食品の代表的存在として知られるクロレラ。クロレラがどのような食品・生物であるのか、またどのような力を持っているのか、クロレラの知識をお伝えします。